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非常食とアウトドアグッズ

非常食とアウトドアグッズ

非常食 × アウトドアグッズ を考えてみよう


去る8月8日、夏休みやお盆休み目前という状況の中の発生した「宮崎地震」、そこから発表された「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」には震撼しました。
その後8月15日、巨大地震注意についての呼びかけは一旦終了しましたが、日頃からの備えについては今も尚注意喚起がされておりますので緊張が続いている状況ではないでしょうか。

今回は地震発生後に更なる巨大地震に備えた呼びかけがあるという初めての状況だったためか、当店でもいつも以上に非常食の引き合いがありました。
巨大地震注意の呼びかけについては当初から宮崎地震発生後約一週間の目途とされていましたが、、非常食の動きも完全にそちらと同調して呼びかけ開始直後から一気に需要が増えました。
呼びかけの性質もあってか、今回は特に企業や法人の方が組織的にお求めになられるよりも、個人の方が各々で備えられているのを多く感じた印象的です。

そこで今回、改めて当店で取り扱っている非常食のおさらいと、関連品として非常食調理の際に役立つアウトドアグッズをご紹介したいと思います。
アウトドア、特に登山を嗜む方にとっては全くもって新鮮味の無い内容かと思いますが、逆にそうでない方にとっては我々が日頃より何気なく使用しているお馴染みのアウトドアグッズも非常時に役立つ可能性を秘めているというのを感じて頂ければと思います。
 

尾西色品 アルファ米シリーズ

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尾西食品 尾西の携帯おにぎり 鮭

尾西食品 アルファ米 梅がゆ/p>

今更説明不要なくらい災害備蓄食としてもすっかり定番の非常食、それが「アルファ米です」。

アルファ米は一度炊飯されたごはんを急速乾燥したものです。
生米は消化しにくい「ベータ化」の状態、それを加熱調理し消化しやすい「アルファ化」の状態にしたのが食卓に並ぶごはんと言ったら分かりやすいでしょうか。

非常食 × アウトドアグッズ を考えてみよう

通常「アルファ化」状態の米をそのまま冷ますと「ベータ化」状態に戻ってしまい、食べるために再び加熱が必要になりますが、 急速かつ水分をコントロールしながら乾燥させることで「アルファ化」状態を保てます。
「アルファ化」状態の米に、水やお湯を加えると、まるで炊きたてのような食感とおいしさのごはんが戻ってくる、これが非常食として販売されているアルファ米の仕組みです。

登山やアウトドアを含めて、災害時や非常時にもアルファ米が重宝されるのはもちろん長期保存が可能だからというのもありますが、通常のお米を炊くよりも水の量も少なく(アウトドアでも災害時でも水は貴重!)、更に調理時間も短く済むためです。
例えば登山の場合水も含めての荷物、これを背負っての行動になりますから、特に連泊、もしくは大人数の食事を用意する必要がある場合においては生米とアルファ米とでは装備重量が雲泥の差になります。
これは災害時の避難生活にも関連しますが、在宅避難か避難所かでも大きな差になると思います(自家用車や交通機関は使用不能であれば特に)。
また尾西食品の製品はスプーンも付属しますし、調理後パッケージ自体が自立する設計です。
よって箸やスプーン、ごはん茶碗やお皿を別途用意する必要がありませんので、荷物を省略できるという点もポイントです。

ちなみに実際にアルファ米を食べた事は無いという方が案外多いというのもよく耳にします。
特にアウトドアに馴染みがない方にとっては“非常食”という括りの時点で日常的な縁も無く、且つ元来美味しいお米で育ってきた我々日本人にとっては炊き立てでないごはんに抵抗がある方も多いと思います。
(もちろん災害時にはそんな贅沢言えませんが)
例えばベースキャンプでも取り扱っている「尾西食品」のアルファ米であれば白米だけでなく味のバリエーションも豊富ですし、おにぎりやおかゆといった発展型もありますので、一度味見をされる機会を設けられてはいかがでしょうか。
いざいという時に備えて自分に合っている非常食かどうかを確かめておくという意味でも、一度味見をしておくのもアリだと思います。
最長5年の長期保存が可能とされる尾西食品のアルファ米ですが、食品である以上賞味期限があるのも事実。非常食は「ローリングストック*」も踏まえて計画する必要がありますから、無駄を出さないためにもちゃんと自分に合う非常食かを見極めておくのは結構大事と思います。

*備蓄(ストック)している食料を賞味期限が切れる前に定期的に消費し、その都度買い足して備える(ローリング)方法


さてそのアルファ米ですが、調理にはお湯か水が必要になります。
ここからはその調理の際に役立つアウトドアグッズを紹介していきます。
 

JETBOIL(ジェットボイル)

JETBOIL(ジェットボイル) フラッシュ

特殊な外観をしていますが、アウトドア用のバーナー、コンロになります。
馴染みのあるアウトドア用コンロとは少し違った印象と思いますが、このジェットボイルの最大の特長は0.5リットルの水を約1分40秒で沸騰させることが可能*という驚異的な湯沸かし性能です。

*ジェットボイル「フラッシュ」の場合
*周囲温度20℃、水温20℃、海抜64m、無風の条件化において(ジェットボイル社調べ)

上記で紹介した尾西食品のアルファ米の調理所要時間ですが、

  • 熱湯で15分

  • 水(15℃)の場合60分

となっています。ご覧の通り一応水でも調理可能ですが、時間もかかりますし、非常時と言えど心の安らぎのためにはやはり温かいご飯を食したいところ―。
その事前準備において、沸騰したお湯を速やかに準備できるジェットボイルの存在は圧倒的アドバンテージです。
アウトドアでの食事はカップラーメンなどのインスタント食品も定番ですが、その際でもお湯が速やかに調達できるのは大助かり。

アウトドア用コンロはたくさんあるのにわざわざジェットボイルを紹介する理由としては、ジェットボイルが火口だけでなく鍋の形状なども含めて熱効率を最大まで高めた一体型のシステムであるためです。
(高火力故沸かす時間が早いのではなく、高効率のおかげで無駄がないという仕組み)
JETBOIL(ジェットボイル) フラッシュ
JETBOIL(ジェットボイル) フラッシュ

また専用のガスカートリッジ(ガス缶)も本体用に最適化された配合のため、高燃費を実現。
一般的にこのタイプのガス缶(OD缶)は家庭用でよく見られるカセットボンベ(CB缶)に比べてハイパワーであり、特に寒い時季などOD缶の優位性が顕著です。

JETBOIL(ジェットボイル) ジップ


このような沸騰特化型のシステムがアウトドアユーザーにも支持されています。

通常アウトドアの調理完了と言えばコンロと鍋をそれぞれで買いそろえる必要がありますが、ジェットボイルであれば最初から一式でパッケージされているのも魅力。

*ガス缶は別売り

JETBOIL(ジェットボイル) フラッシュ
特にアウトドアに疎い方にとっては購入時にあれこれ迷う必要がなくなります。
収納時には鍋の大きさまでコンパクトにできるので、防災バッグの中でもスペースを取りません。

懸念点はやはり専用のガスカートリッジを必要とする事、しかもそれがいつでもどこでも手に入るものではないという事でしょう。
また非常時ならともかく、平常時にはまず使用用途がないという方にとっては明らかに余計な出費。
これらの点から日頃家庭で使用するカセットコンロとやかんで充分という意見に着地しがちではありますが、想像して頂きたいのが上記でも述べました通り避難所への移動だったり避難スペースも限られているといったように日常とは異なる状況・環境にも対応できるシステムか否か、という点です。
この点からもオールインワンのコンパクトシステムで携行性にも優れるジェットボイルは非常時にも有用性があるのではないでしょうか。
専用ガス缶の調達も事前の備えで対策可能と思います。

サーモス 山専用ボトル

THERMOS(サーモス) FFX-501 山専ステンレスボトル0.5L

THERMOS(サーモス) FFX-751 山専ステンレスボトル0.75L

THERMOS(サーモス) FFX-901 山専ステンレスボトル0.9L

こちらについては上記の湯沸かしの補助的に考えると興味深いと思われます。
というのもアルファ米1食あたり必要なお湯の量がだいたい110~160ml。
複数人分お湯を沸かすならともかく、ごく少量を沸かすためだけに毎回ガスを消費するのも気が引けるかもしれません。
そんな時は沸かす時は一回にまとめて、残りは保温ボトルに入れておく、という手も時には有効です。
別に100℃である必要もないという方もいるかもしれませんし、沸かし直すにしても水より早く済みます。

この場合ポイントになるのはボトルの保温性能ですが、こちらのサーモス 山専用ボトルであれば6時間後でも77℃をキープ(500mlモデルの場合)という圧倒的な性能を誇ります。
 

THERMOS(サーモス) FFX-901 山専ステンレスボトル0.9L

ダブルスクリューせん
圧倒的な保温/保冷性能の秘訣はこのダブルスクリュー栓。
二重且つそれぞれにパッキンを備えています。

 
THERMOS(サーモス) 山専ステンレスボトル

コップになる蓋
最近では直飲みタイプが多いですが、それだと熱々のものは飲めないですよね。
中栓には注ぎ口も設けられている為、アルファ米等にもお湯を注ぎ易いです。


“山専用”と謳われているだけあって、本体自体もかなり軽量に作られています。
ここでもまた実用性、携行性に優れるアウドドアグッズの長所が表れていると思います。
登山の場合はこの長所を最大限活用し、コンロや鍋は持参せずに、朝自宅で沸かしたお湯を山専用ボトルで持ち運び、山頂でのランチタイムにはそのお湯でカップラーメン等のインスタント食品を食べるという芸当も可能です。
(完全に熱々ではないけれど、それよりも手軽さと荷物の軽量化を優先するという発想)

テント泊の際なども就寝前に沸かしたお湯を山専用ボトルで保存しておけば夜中に寒くて眠れない時にすぐお湯が飲めたり、あるいは朝起きてすぐ温かいお茶やコーヒーが楽しめるといった活用法もあります。
これは不安で慣れない避難生活時にも役立ちそうではないでしょうか。

もちろん保温でなく保冷でも使えるボトルですので、一年中活躍する機会があるのも魅力と言えます。
所謂“まほうびん”ですが、ガラスでなくステンレス仕様なので割れたりする心配が不要なのも頼もしいです。

保温ポーチ

     BIG SKY INTERNATIONAL(ビッグスカイインターナショナル) INSULITE INSULITE POUCH Lage size

最後にご紹介するのは必ずしもアウトドア用である必要はありませんが、例えばこのような保温ポーチを活用する事で、

  • 調理時間中にアルファ米が冷めるのを軽減する

という手段が取れます。
水から戻すより早いと言っても15分かかりますから、寒い時季は刻一刻と冷えていきます。
アルファ米とはいえホカホカを楽しみたいという方は参考にしてみてください。

非常食 × アウトドアグッズ を考えてみよう

サイズによってはちょうど尾西食品のアルファ米にぴったりにものも。
調理中だけでなく食べる際にも保温機能を活かすことができます。
既にご存じだった方も多いかもしれませんが、これは改めて登山者にもおすすめしたいポイントです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

改めて書き並べてみると、制約の中でのやり繰りが必要になる登山用アイテムは非常食との親和性が非常に高いという事が分かりました。
今回は割愛していますが、泊り装備であるテントや寝袋も含めると、登山というのはまさしく衣食住すべてを背負っての活動であり例え一晩であっても野外で避難生活をしているのと同じと考えると、上記の結論も当然と言えるかもしれません。
既に各アイテムをお使いの方はぜひ防災バッグのレギュラーにも編成する事を検討頂ければと思います。

ちょうど来月9月1日には『防災の日』も控えておりますので、アウトドアの知識や経験が備えに繋がると有意義ですね。
災害は起こらないのが一番ではありますが、いざという時に備えて認識を深め、用品や装備だけでなく心の準備をしていきたいところです。


記事内で紹介しました各商品ページはこちらです。

~お詫び~
8月8日発生の「宮崎地震」、その後発表された『南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)』の影響で一時的に品薄が続いております。
商品を紹介しておきながら申し訳ありませんが、今後の参考にして頂けましたら幸甚です。


↓↓↓

 

2024-08-17 17:37:40

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