この秋の新商品ALTRA(アルトラ)「オリンパス 6 」シリーズに軽登山用モデル『OLYMPUS 6 HIKE GTX / オリンパス 6 ハイク ゴアテックス』が登場しました。
オリンパス5の世代からラインナップに加わったこのハイクシリーズ。
通常のオリンパス5もトレイルランナーだけでなくハイカーにも好評でしたが、よりハイキングやトレッキングに適した仕様でフィールドやシーズンを問わず履けるオリンパス5ハイクシリーズは更にアルトラユーザーを増やすきかっけとなりました。
最新世代のオリンパス6も出だし好調で、引き続きランナー&ハイカー双方から注目を集めています。
そんな中、待望のオリンパス6ハイクシリーズの登場、ようやく“オリンパス6ファミリー”が勢揃いとなったというところです。
という訳でさっそく製品チェックいってみましょう。
尚、ベースとなるオリンパス6の詳細については本記事では割愛しますので、そちらも予習が必要という方はコチラの記事をご覧ください。
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【ランナーもハイカーも注目のアップデート ALTRA(アルトラ) 『OLYMPUS 6 / オリンパス 6』】
今回もHIKEシリーズはローカット・ミッドカットの2タイプ
▲LOW
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▲MID
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5のハイクシリーズに続き、6のハイクシリーズも「LOW」「MID」の2タイプでの展開となります。
いずれも基本フォーマットは5ハイクと同様に、
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レザーアッパー
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Vibramアウトソール
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GORE-TEX
以上の三大要素をしっかりと引き継いでいます。
これはアルトラシューズに限らず、登山靴全般においても基本に忠実な仕様と言えますね。
単なるバリエーション品でなく、トレイルを歩くための必要要素をしっかりと押さえ設計されているいう訳です。
LOW↔MIDの選び分けとしては、普段履きやキャンプなど他のアクティビティも含めてアウトドア全般でオールラウンドに使いたいという場合はLOW、基本山行メインで且つ雨や雪など全天候・オールシーズンに対応したい、特に重装備時や悪路においても足首をしっかりホールドしたいという場合はMIDといった具合でいかがでしょうか。
更に通常のオリンパス6も選択肢に加える事で、使い分けによる遊びの幅がうんと増すと思われます。
例)トレランの時はオリンパス6、テント泊や冬山登山時はオリンパス6ハイク
またスタンダードなトレッキングシューズ、ライトアルパインブーツ特有の硬さや重さが気になっているといった方にもおすすめです。
最近では山行の強度やフィールドに併せてシューズを使い分ける方も多いですし、身体レベルや運動経験も含めて靴の選び方自体が以前ほど教科書通りではない所もあるように感じます。
これらのニーズに対しても、オリンパス6ハイクは候補に入れてもいいモデルでしょう。
オリンパス6との違い
近年アルトラが好評である理由の一つにトレイルランナーに限らずハイカーからの支持が高まっているという点が挙げられます。
中でもオリンパスシリーズは代を重ねる度にハイカーのシェアを拡げていっている感があり、この秋登場のオリンパス6もまた例外ではありません。
このため今現在オリンパス6の購入を検討されていらっしゃる方も多いと思われますが、ここにハイクシリーズが絡んでくるのが何とも悩ましいところですね。
という訳ですので、まずはおおまかではありますが両者の比較をしてみます。
(MIDはハイクのみの展開ですので、LOW同士での比較となります)
▲オリンパス 6 ハイク LOW GTX
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▲オリンパス 6
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ご覧の通りまずアッパー部がレザーかメッシュで大きく違います。
そしてハイクはその名の通りゴアテックス仕様。
ロゴに関してもハイクの方はアッパーと同系色のモノトーンになっています。
ブランドの主張が抑えめなので、どんなパンツスタイルにも合いそうですね。
オリンパスシリーズの代名詞でもある「ガイドレール」「Vibramメガグリップ」は共通。アルトラの足型のカテゴリー・フットシェイプも「オリジナル」でここも一緒です。
▲オリンパス6 ハイク LOW GTX
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▲オリンパス 6
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トゥーガードはパターンの違いはあれど、形状・配置箇所はほぼ同じ。
▲オリンパス 6 ハイク LOW GTX
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▲オリンパス 6
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シューレースに関してはハイクは丸紐を採用してあります。
これはオリンパス5ハイクの時からでした。
▲オリンパス 6 ハイク LOW GTX
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▲オリンパス 6
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踵周りにも差があります。
オリンパス6の踵内部に搭載されている「プレミアムアキレスピロ―」はハイクには非搭載。
(縫って取り付けてある機構なので、GTXとの相性が悪いのかも)
▲オリンパス6 ハイク LOW GTX
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▲オリンパス 6
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ちなみに重量比較の結果はご覧のようになっています(両者ともメンズのUS8.0)。
カタログでは同サイズの場合100g以上ハイクの方が重いようになっていますが、実際にはそれほどの差は無いようです。
むしろこれだけの重量差でレザーアッパーによる耐久性とゴアテックスによる防水性が得られるという事になりますね。
オリンパス5ハイクとの違い
続いてはこっちの方が気になっているという方も多いのではないでしょうか、オリンパス5ハイクシリーズとの違いです。
既にオリンパス5ハイクユーザーの方は買い替え時に検討してもいいレベルなのかどうか、参考になればと思います。
また市場では未だオリンパス5ハイクもまだまだ流通している状況ですので、どちらを選ぶべきか悩んでいる方にも確認して頂ければと思います。
今度は主にMID同士で比較したいと思います。
▲オリンパス 6 ハイク MID GTX
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▲オリンパス 5 ハイク MID GTX
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ロゴ、レザーアッパーの模様の違いで随分と印象が変わりました。
アウトソールはMIDもVibramメガグリップで共通、ラグパターンはオリンパス5→オリンパス6の変更に準じている印象ですので、気になる方はこちらの記事で確認してください。
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【ランナーもハイカーも注目のアップデート ALTRA(アルトラ) 『OLYMPUS 6 / オリンパス 6』】
▲オリンパス 6 ハイク MID GTX
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▲オリンパス 5 ハイク MID GTX
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レザーアッパーの模様の違いは上記の通りです。
トゥーガードは6の方がしっかり目な気がします。
▲オリンパス 6 ハイク MID GTX
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▲オリンパス 5 ハイク MID GTX
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5のヒール部分にあったストラップは6では無くなりました。
アキレス腱周りの高さが6では若干低くなっています。
人によっては履き心地に影響するかもしれません。
▲オリンパス 6 ハイク MID GTX
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▲オリンパス 5 ハイク MID GTX
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既にお気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、5には無かった「GAITER TRAP(ゲイタートラップ)」が6には備わっています。
これは6LOWでも同様です。
ティートンブロスのパワーゲイターをお持ちの方にとっては朗報ではないでしょうか。
▲オリンパス 6 ハイク MID GTX
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▲オリンパス 5 ハイク MID GTX
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GORE-TEXは共通ですが、実はオリンパス 6 ハイクから「GORE-TEX Invisible Fit」というものに変更になっています。
これは防水メンブレンをアッパーに直接接着することで、防水性を保ちながら、まるで非防水シューズのような自然なフィット感を実現するテクノロジー。メンブレンをアッパー素材にぴったり密着させることで、シワや折り目をなくして足を圧迫する場所を減らす事を可能にしています。これによりサイズ通りの前足部の空間が確保でき、またアッパーとメンブレン間の隙間もなくなることで速乾性の向上に繋がるとされています。
この変更は外観だけでは非常に分かりにくいため、特にフィット感については足を入れてみない事には確認しようがありませんが、基本的に既にオリンパス5ハイクユーザーの方にとっては防水の面でもフィット感の面でもアップデートと捉えて問題ないかと思います。
個人差が出る部分でもある為あくまで参考意見として聞いて頂きたいのですが、オリンパス5ハイクMIDユーザーである筆者は新商品展示会の際、オリンパス6ハイクMIDに足入れた瞬間に「あ、良くなってる」と体感しました。
それくらい「GORE-TEX Invisible Fit」がフィット感に齎す影響は大きいと感じます。
なのでオリンパス5ハイクをフィット感を理由に敬遠されていた方も、改めてオリンパス6ハイクを検討されてみてはいかがでしょうか。
▲オリンパス 6 ハイク MID GTX
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▲オリンパス 5 ハイク MID GTX
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最後に重量比較(両者ともメンズのUS8.5)。
こちらは大差がつかなかったのであまりインパクトはありませんが、5も6もスペックが近しい一般的な軽登山靴と比較しても十分軽量です。
いかがでしたでしょうか。
こうやって改めて書き連ねてみるとみるとオリンパス5→6のアップデート同様、
今回のオリンパス6ハイクもやはりオリンパス5ハイクの正統進化版って感じで期待したくなります。
途中でも言及してますが、これに通常版のオリンパス6も絡めて活用法を考えるのが実にワクワクするんですよね。
恐らく誰もがそうだと思いますので、やはりもうしばらくはオリンパス6ファミリーがトレランシューズ・ハイキングシューズシーンでの注目株ではないでしょうか。
以上、今回はアルトラのオリンパス6ハイクシリーズの紹介でした。
ようやく秋めいてきたので山に脚が向かい始めている人も多いのではないでしょうか。
また今シーズンこそ冬の山にチャレンジしてみたいという方もいらっしゃるかも知れません。
そんなアクティブな活動の足元を支える一足にぜひご検討頂ければと思います。
商品ページはこちらです。
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<通常版>
2024-10-09 15:04:26
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