年末年始の強烈な寒波でエリアによっては雪山を存分に楽しめる降雪があったようですね。
そんなわけで今回は雪山登山の必須装備・クランポン(アイゼン)の新商品をご紹介したいと思います。
GRIVEL(グリベル)の『エアーテックEVOデュアルマチック』『G12EVOデュアルマチック』です。
エアーテックもG12もグリベルではもちろん、冬山ギアを一式揃える際に誰もが一度は検討するであろう定番中の定番と言えるクランポンです。
今回新商品として登場したのはそれらのバリエーション品。
“デュアルマチック”という名称は、
これら2通り(=dual[デュアル])のバインディング方式に対応している事を表しています。
▲ワンタッチ式
|
▲セミワンタッチ式
|
*画像はエアーテックEVO
ここで一旦グリベルのクランポンのバインディング名称・方式のおさらいです。
このように区分されていますので、2通りのバインディング方式に対応する本製品は“デュアル”“マチック”というわけです。
バインディング方式の切り替えはフロント部分の「ベイル」というパーツを交換して行います。
購入時はセミワンタッチ式の「トランスフォーマーベイル」がセットされており、ワンタッチ式の「クランプオーマチックベイルハンガー」は同梱されている状態です。
ちなみにトランスフォーマーベイルそのものもこの秋冬からの新商品で別売りもあります。靴の甲の高さに合わせてS・M・Lの3サイズが用意されており、デュアルマチックに付属しているのは標準的な登山靴にちょうど良い長さのMサイズ。
クランプオーマチックベイルハンガーも標準サイズにあたるナローベイルが同梱されています。
このデュアルマチックに魅力を感じるのは以下のケースでしょう。
残雪期用登山靴(セミワンタッチ式クランポン対応モデルが多い)と厳冬期用登山靴(ワンタッチ式クランポン対応モデルが多い)の両方を使い分けたいがアイゼンは1つで済ませたいという時。
あるいは厳冬期用登山靴を使う場合でも爪先側コバの相性でクランポンが不意に外れぬよう敢えてセミワンタッチ式で使う事も想定しておきたいいたいという時。
対応する靴を限定しないので、複数人での共通装備としても活用できると思います。
実はこのデュアルマチックと同様の方式(商品パッケージ)を採用しているクランポン・アイゼンは既にペツル等からも販売されていましたが、今シーズンようやくグリベルからも発売となりました。
エアーテック、G12という既に実績のあるクランポンそれぞれに更に使い勝手の良いバリエーション品が待望の登場というわけです。
いかがだったでしょうか。
雪山はそもそもが装備にお金がかかる山遊びというのに、近年は輸入品の値上がりも続きなかなか気軽に買い替えや買い足しがしにくい状況になってきています。
そんな中で今回のデュアルマチックのように予め複数の使い分けやユーザー毎のスタイルを考慮した製品は使い勝手もですが経済的にも気が利いていますよね。
とは言えやっぱり高額なギアには変わりがありませんし、そもそもが安全を左右する装備です。
購入の際はしっかりと要点を見極めて選ぶことを心掛けてください。
初心者の方は迷わずベテランさんや経験者、我々のようなショップにご相談をされるといいでしょう。
以上、今回はグリベルのクランポン、エアーテックEVOとG12EVOのデュアルマチックの紹介でした。
商品ページはこちらです。
↓↓↓
2025-01-06 19:21:41
商品情報