今回は商品紹介と言うより入荷案内です。
BIG SKY INTERNATIONAL(ビッグスカイインターナショナル)のRevolution(レボリューション)1.5P TENTです。
ビッグスカイインターナショナルといえば近頃はインシュライトポーチでお馴染みになっている感がありますが、元々は個性的なテントで知名度を高めてきたブランドです。
ベースキャンプでも過去にチヌーク、ミラージュ、ウィスプと言ったビッグスカイの主力テントを扱っていたのですが、ある時期を境にパッタリと日本に入荷されなくなっていました・・・。
ただ、その間もインシュライトポーチに関しては不定期ではありながらも何度か輸入されていたので、この期間に初めてビッグスカイインターナショナルというブランドの事を知ったという方にとってはまさかテントも作っているメーカーとは思われていないかも知れません(笑)。
そのような経緯があったものですから、せっかくなので今回は入荷案内をしてみようと思った次第です。
とはいえ今回の入荷もごく少量、入荷したモデルもレボリューション1.5Pのみです。
*他のモデルにつきましては引き続き入荷未定な状況ですので、大変申し訳ありませんがご予約等は承っておりません<m(__)m>
ちなみに今回入荷のレボリューション1.5Pですが、そもそもスペック的にはこの季節におすすめできるテントではありません。
しかしながら次回の入荷がまた定かではありませんので、今年の夏山時期などハイシーズンに向けてテントをご検討されていらっしゃる方は早めの計画という事で見て頂けますと幸いです。
レボリューション1.5Pの仕様
まずはサイズからご覧ください。

定員数[1.5]とある通り、フロア面積は荷物を考えなければギリギリ2人が収まるサイズ感です。
(スリーピングマットの幅がだいたい50~60cm)
一般的な2人テントの幅125~130cmに対してはやはり狭め、しかも足元側にかけてさらに狭くなっていくフロア構造です。
このことからレボリューション1.5Pはソロ使用の場合スタンダードな2人用テントよりも大きすぎず、1人用テントよりも居住性にゆとりがあるという、ちょうど良いサイズ感ではないでしょうか。
このサイズで両サイドに前室があるというのもポイントで、通気性はもちろんですが、ソロユースであっても荷物の整理に有効と思います。
でもって2人で使用する時は各々の荷物置き場として機能します。
また天井ポールによってサイドウォールが立ち上がる仕様ですので、起き上がった時でも頭周辺に窮屈さを感じないように工夫されています。この居住性の良さはソロでも2人でも有難いと思います。
このサイズ感を踏まえて製品を見ていきたいと思います。

本体以外の付属品はペグと補修生地です。

説明書は極簡易的なもの、しかも英語のみです・・・。
フットプリントは付属しませんのでご注意ください。
また別売りもありませんので、必要な方は代用品か自作にて対応ください。
ちなみにフロア(ボトム)生地は15Dのナイロンリップストップ、耐水圧は3,000mとされています。

このペグ、別売りもあるんですが、以前から凄い人気なんです。
で、これがまた今はなかなか輸入されないという(笑)。

ペグまで収納した状態はスタンダードな3シーズンダウンシュラフとほぼ同じ大きさです。
このサイズにフライシート・インナー・フレーム・ペグが全て収納されています。
次は他社テントとの比較です。
レボリューション1.5Pと同様に
-
最大2人
-
両サイドに前室を備えている
-
天井ポールで居住性を確保している
というキャラクターのテント達と比較してみます。

ご覧の通り全長差がだいぶ差があります。
レボリューション1.5Pのコンパクトさは魅力ではないでしょうか。

コンパクトさの秘密はフレームにあります。
レボリューション1.5Pのフレームは節数を多く設けられているので他よりも短く、収納袋に収まる短さまで折りたたむ事が可能になっています。
バイクパッキング用テントに多く見られる工夫と同様ですよね。
レボリューション1.5Pのフレームはアルミ製の7.9mm径、折りたたみ長さ30cm。メインポール×2、天井ポール×1の計3本です。
以上を踏まえてお待たせしました、最後は気になる重量です。
カタログスペックでは1,406gとなっていましたが・・・

付属のペグ含めて計測した総重量は1,554gとなりました。
ペグの重量が155g[12本、ペグケース込]だったので、より軽量なペグで代用すればもう少し軽くできそうです。
ちなみに途中で比較対象にしたテントの総重量はカタログスペックでそれぞれ、
<写真左>ビッグアグネス タイガーウォールU.L.2:1,130g
<写真右>ハバハバシールド2:1,470g
となっています。
こうやって見るとレボリューション1.5Pは目立って軽量と言うわけでもないのですが、収納サイズのコンパクトさも加味して考えると携行性能は良好と評価していいと思います。
続いて機能面です。
本来であれば設営状態で撮影できればよかったのですが、如何せん入荷数が限られているため叶いませんでした。
その為簡略版での解説となりますのでご容赦ください。

ビッグスカイのテントの特徴のひとつがこのフライシート。ナイロン両面をシリコンコーティングした「SuperSil fabric」というオリジナルの素材が採用されています。レボリューションの場合は15Dのナイロンリップストップ生地がベースになっており、耐水圧は2,000mとされています。

インナーキャノピーはご覧の通りメッシュ仕様。冒頭で冬向きではないと申し上げたのはこの仕様の為です。
反面、蒸し暑い時期は快適そのもの。メッシュパネル且つ両ドア仕様のレボリューション1.5Pは通気&換気は問題ないでしょう。
2024年の夏は山のテント場でも相当な酷暑でしたから、涼しいテントが欲しいという方には理想的な構造と思います。
設営はアウトフレーム・フック式。

フライシート外側のフックをフレームに取り付ける方式です。


そしてインナーはフライに吊り下がっています。
これによってフレームにフライを取り付ける動作で同時にインナーも立ち上がる仕組みです。
スピーディーな設営が期待できそうですね。
またインナーは取り外すこともできますので、フレームとフライシートのみでシェルター的な使い方も可能。
OMMやファストパッキングの際にはこの戦法もアリかもです。
いかがだったでしょうか。
ご覧いただきました通り、ビッグスカイインターナショナルのテントはけっこう個性派の部類です。
一見するとU.L.テントの雰囲気を醸し出していますが、決して軽量化に傾倒しているわけでもなく、あくまで機能性を優先した設計になっています。
遊び手次第で様々な活用ができるような汎用性があり、「このテントを使ってどんな遊びができるだろう?」という想像力を掻き立ててくれる不思議な魅力を感じさせてくれます。
このあたりがコアなファンを生んでいる理由だと思います。
テント泊が快適な季節はもう少し先ですが、こういう話をしているとやっぱり山に泊まりに行きたくなりますね。
以上、今回はビッグスカイインターナショナルのテント、レボリューション1.5Pのご紹介でした。
商品ページはこちらです。
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2025-01-11 12:59:54
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